明治38年、初代尾崎初次郎が富士川の地で建設材料の製材事業を始めて、
100年が経ちました。この間、さまざまな事が起こりましたがお蔭様で今も、事業を続ける事が出来ています。
世界的に日本や製紙業界を見た時に、今、経営環境は大きく変わっております。
これからは従来の延長線上に、弊社の存続する可能性は無く、大きな転換期に立っていると言えるでしょう。
そんな中でも、弊社が100年を迎えることができたのは、一つには存在価値のある会社であったからである事は間違いがないと思います。
また、一つには、弊社を支えてくださる、お客さま、社員たちの存在も重要な存在として、二つがマッチしていた証でもあると思います。
人がひとたびこの世に生を授かったなら、その人として最大限価値ある存在として進化したいものです。
そのためにはただひたむきに、世のため、人のためにお役に立つよう努力していくことが自己の完成にもつながる事でしょう。
同様に、企業も、社会のため、お客さまのためにお役に立たねばなりません。
弊社の品質管理、品質保全という業態においては、個人の職人的なスキル・技能によるところは大変大きなウェイトを占めています。
弊社の一つ目のポイントは、この100年続いてきた伝統・スキル・技能をいかにして伝承していくかにあります。
さらに変化の激しい時代に、お客さまのニーズの変化に柔軟に対応できるかが二つ目のポイントで、伝統と革新の調和が、強くて良い会社を作っていきます。
革新のためにも、お客さまニーズを汲み取る学習する組織、利益を生む仕組みづくりが21世紀を生き抜く大きな鍵となるでしょう。
現在当社では5S運動に力を入れています。
仕事の基本とまで言われるこの活動を行ない始めてから、スタッフ達は一生懸命活動してくれて、会社の中はとても綺麗になりました。
会社の中が綺麗になり、スタッフ達の自主性・自立心・社会性の向上に役立ち、起立性が芽生えると言う成果に繋がっていけば、
社員たちの人生がよくなり、会社も良くなれば、お客さまに更に満足・感動をお届けする事も出来るでしょう。
これからも更なる前進の為に、お客さま・社員たちとのコミュニケーションを密にすることで自由な職人集団から規律性・強固な組織力をもった職人企業へと躍進を遂げ、
更にお客さまとって無くてはならない存在になることを強く望んでいきます。