ここでは紙を指定の大きさに切る[断裁]作業をご紹介します。
原反(ロール状の紙)をシート状に切り分ける作業です。
手間がかかるものが多いので人の手で丁寧に包装していきます。
とてもシンプルな作業と思われるかも知れませんが、実はとても複雑なんです。
仕上がり寸法通りに切り分けるには機械を使います。けれど機械の精度が高ければ必ず寸法通りに断裁出来るかというと、そうもいかないのです。
機械に載っている紙はとても柔らかいものですから、押したり抑えた時にわずかなズレが発生します。このズレは機械では修正出来ません。
また同じように見える紙でも、紙にはクセがあります。厚みや大きさ、色、種類はもちろん、その日の天候湿気まで紙は吸収してしまいます。
また、メーカー様によっても紙の種類は大きく変わります。機械は1種類だけですが、お客さまはたくさんいらっしゃいます。
いかにお客さまの品質に合わせて機械を調整するか、ここが腕の見せ所なのです。
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